VRoid News

3Dキャラクター制作ソフトウェア「VRoid Studio」のiPad版を提供開始 ~タブレットのタッチ操作やスタイラスペンの操作に対応し直感的な操作で3Dモデリングを楽しめる~

いつもVRoidをご利用いただきありがとうございます。
ピクシブ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:國枝信吾)は、「VRoid Studio」iPad版を本日2023年9月7日より提供開始します。

「VRoid Studio」は、誰でも簡単に本格的な3Dキャラクターを作ることができるモデリングソフトウェアです。
これまで提供してきたWindows版・macOS版に加え、新たにiPadでもご利用いただくことが可能になりました。
「VRoid Studio」に触れたことがない方はもちろん、既にWindows版・macOS版をご利用いただいている方も、ぜひ「VRoid Studio」iPad版をご体験ください。

▼「VRoid Studio」iPad版のダウンロードはこちら
https://apps.apple.com/jp/app/vroid-studio/id6449727674


■「VRoid Studio」iPad版について

今回リリースした「VRoid Studio」iPad版では、タブレット特有のタッチ操作とApple Pencilなどのスタイラスペンを組み合わせた操作に対応することで、絵を描くような感覚で3Dモデリングを楽しむことができるようになります。

1. タッチ操作が可能に

基本的な編集パネルにおけるタッチ操作に加えて、下記の操作が可能です。

  • モデル編集時のタップ操作による元に戻す/やり直し

  • モデル編集時・撮影時のタッチ操作によるピンチイン/アウト・カメラの回転・平行移動

2. Apple Pencil ダブルタップ操作に対応

Apple Pencilのペン軸をダブルタップすると、ペンツール/消しゴムをスムーズに切り替えることができます。

3. 無料で利用可能

「VRoid Studio」 Windows版・macOS版と同様、多くの方に3Dモデリングを楽しんでいただけるようiPad版も無料で提供します。

4. 既存モデルのデータ移行について

「VRoid Studio」 Windows版・macOS版内に、既にモデルを持っている場合は.vroidファイルによるデバイス間のデータ移行が可能です。

■「VRoid Studio」iPad版の動作環境について

「VRoid Studio」 iPad版をご利用いただくにあたり、推奨のiPad端末を以下の通りお知らせいたします。 

なお、動作環境で推奨されていないiPad端末でご使用の場合、テクスチャ表示解像度のデフォルト設定が通常と異なります。(詳しくは、以下「テクスチャ表示解像度の設定について」の段落をご確認ください)

▼推奨のiPad端末の機種名

iPad Pro 12.9インチ (第6世代)
iPad Pro 11インチ (第4世代)
iPad (第10世代)
iPad Air (第5世代)
iPad (第9世代)
iPad mini (第6世代)
iPad Pro 12.9インチ (第5世代)
iPad Pro 11インチ (第3世代)
iPad Air (第4世代)
iPad (第8世代)
iPad Pro 12.9インチ (第4世代)
iPad Pro 11インチ (第2世代)
iPad Air (第3世代)
iPad mini (第5世代)
iPad Pro 12.9インチ (第3世代)
iPad Pro 11インチ (第1世代)

▼お使いのiPad端末の機種名を確認する方法 

「設定」を開き、「一般」の中にある「情報」をタップすると、「機種名」よりご確認いただけます。

テクスチャ表示解像度の設定について

テクスチャ解像度とは、3Dモデルの表面に貼付している画像(テクスチャ)の解像度のことで、表面の質感や色のきめ細かさに関連します。

テクスチャの表示解像度の設定は、メモリの少ないiPad端末でもVRoid Studioを動作させるための設定機能です。

動作環境で推奨された端末をお使いの場合はテクスチャ表示解像度が通常サイズ、推奨以外の端末では1/2の表示サイズに自動設定となります。

設定画面は、モデル選択画面の右上「•••」メニューをタップ、表示されるメニューの「設定」よりご確認いただけます。

推奨以外の端末で、通常サイズの設定でご使用いただいた場合、アプリケーションが強制終了となる可能性があります。

■Windows Ink対応について

アプリ開発のアップデートに伴い、VRoid Studioの入力システムにWindows Inkを導入しました。これにより、従来のマウスやペンタブレットに加えて、タブレット端末でのタッチ操作も可能となりました。一部、この仕様変更により従来のバージョンとは使用感が異なる場合があります。

以下、「VRoid Studio」 Windows版またはmacOS版でペンタブレットをお使いのユーザーの皆さまに、従来と使用感が異なる部分についてお知らせいたします。

設定について

(1) ペンタブレットに付属する設定アプリでの設定

(2) [スタートボタン] > [設定] > [Bluetooth とデバイス] > [ペンと Windows Ink]

(3) [スタートボタン] > [コントロールパネル] > [ペンとタッチ]

ペンによる右クリック・右ドラッグ

  • 従来よりも右クリック・右ドラッグの反応がよくなりました。

  • 空中(ホバー)状態で右ドラッグが可能になりました。

ペンタブレットの筆圧検知

  • 筆圧検知の頻度は従来と同じですが、フレームレートの低い環境(CPUへの負荷が重い環境など)の場合、筆圧がうまく反映されない可能性があります。筆圧が反映されない場合は、CPUの使用率の状況等をご確認ください。

  • 筆圧検知のレイテンシ(操作が画面に反映される時間の遅れ)は従来よりもやや高くなっていると感じる可能性があります。

Windows Inkに関してのヘルプページを新たにご用意しました。もしお困りの点やご不明なことがございましたら、以下ページのご確認をお願いいたします。

▼Windows Inkに関するヘルプページ

改めまして、従来のバージョンでペンタブレットを長らくご利用いただいていたユーザーの皆さまには、ご調整いただくお手間をおかけしてしまいますこと、お詫び申し上げます。 ご不便をおかけしますが、今後のアプリ開発を見据えての変更であること、何卒ご理解いただけますと幸いです。

今後もVRoidは、誰もが個性豊かな自分のキャラクターを持ち、そのキャラクターを他者とのコミュニケーションや創作活動に活用できる世界を実現するため、開発を進めてまいります。

このたびの「VRoid Studio」iPad版が多くの方のさらなる創作活動のご支援となれば幸いです。運営一同、皆さまの作品を楽しみにしてお待ちしております。

iPad版をご利用いただき、何かお困りのことがありましたらヘルプページをご確認ください。 もし解決しない場合やご意見などは「ご意見・ご要望などのフィードバックを送る」の項目より、お問い合わせをお願いいたします。

▼ヘルプページ・お問合せはこちら
https://www.pixiv.net/support?mode=select_type&service=vroid-studio